長女・年少クラス/3歳児の長女が自転車に乗れるまで④

長女年少

2021年9月30日 くもり のち あめ。

こんにちは。2ひきのねこ(長女と長男)の父です。

「どうしたら、子どもが自転車に乗ってくれるんだろう?」と悩んでいませんか?
この記事でご紹介する練習方法を実践すれば、誰でも自転車に乗れるようになるはずです。
なぜなら、運動能力普通の長女が、3歳の時に自転車(補助輪なし)に突然乗れるようになったからです。

今回は、第4話(最終話)です。

※第1話をまだご覧になっていない場合は、「3歳児の長女が自転車に乗れるまで①」からチェックしてみてください。
※第2話をまだご覧になっていない場合は、「3歳児の長女が自転車に乗れるまで②」からチェックしてみてください。
※第3話をまだご覧になっていない場合は、「3歳児の長女が自転車に乗れるまで③」からチェックしてみてください。

長女の覚悟

ランニングバイクを毎日楽しみ始めて2週間目くらいのことです。

長女は、自転車ごと大きく転倒しました。

長女は大きな泣き声をあげましたので、父は少し動揺しました。

そのまま泣き続けるかと思い、父は娘に

もう 今日はやめ

と問いましたところ、
長女は急に泣きやむと、静かに顔を上げ、
とても真面目な表情をみせつつ、とても小さな声でポツリと

のる

と呟きました。
そして、とても静かに、倒れたストライダーを起こすのでした。

「なんとしても さいごまで やりきるぜ」という長女の決意を垣間見た気がします。

ちなみに、突然ですが、
IKEAのバッグにSTRIDERが入る
という噂がありますが、
ストライダー14xはサイズ的にIKEAのバッグには入りませんので、ご注意ください。

ペダルユニットの装着

そんなこんなで毎日ランニングバイクを楽しんでいた長女は、
ゆっくりですが、しかし確実に、ハンドリングバランス力をマスターしていきました。

そして2か月ほど経ち、ブレーキ操作も覚えた頃、
ちょうど首尾よく、またまた、街中でかっこよく自転車を漕ぐお姉さまをみつけた長女は、

ねえねえ ペダルこぎたーい

と言いました。

憧れは、強い原動力になりますね。

やる気は、すぐにレバレッジをきかせてやると効果的ですから、

パパは直ちにペダルユニットを装着することにしました。

ストライダーの公式ホームページには「ペダルユニットの装着はわずか3分で完了」と書いてありました。

しかし、父は、
ペダルユニットをトランクルームから取り出すのに3分、
説明書を理解するのに3分、
実装に5分、
後片付けに3分、
合計で約15分かかりました
特に不器用でも特に器用でもないと思います。

実装は5分だったので「装着はわずか3分」という売り文句に嘘はないと思いますが、
もろもろこみこみだと3分では到底無理だと思いますので、
「ちょうど3分らしいから、カップラーメンにお湯を注いでおこう」という計画だけは絶対にやめたほうがいいのではないかと思います。確実に麺が伸びてしまいます。

しかし総じて、
かなり簡単に、かなりスピーディーに、ランニングバイクがペダルバイクに変身したことは事実です。

サクセスストーリーは突然に

ペダルバイクに変身したストライダー14xを持ち、まずは図書館に向かうことにしました。

「ペダルバイクにしてから乗れるようになるまで数時間から2日間程度かかる」という噂を聞いていたので、図書館への本の返却というミッションを先に終わらせようと思ったのです。

ところが。

図書館に向かう道すがら、公園にさしかかると、長女が

すこし のってみるーー

と言うものですから、
(まあ、プロローグ的に、ほんの少しだけ。本格的には、図書館からの帰りにしよう。)
という軽い気持ちで、
父は娘に

よし ちょっとだけ

と、当初の計画とは違って、図書館に到着する前にペダルバイクを試すことにしたのです。

まずは、「父も後ろから両ハンドルをもつスタイル」で、ペダルバイクを漕ぐ感覚を掴んでもらいました。

予想以上に安定していましたので、
すぐに、「父がサドルを後ろから掴むスタイル」に変えました。

そのスタイルでもかなり安定していましたので、
(もしや、これはいけるのでは?)
と思った父は、ペダルを夢中で漕ぐ長女に気づかれないように、そっとサドルから手を離しました

長女は、そのまま5メートルくらい、一人で自転車を漕ぎました。

ブレーキをかけて振り返った長女は、父がサドルを持っていなかったことに気づいてキョトンとしていましたけれど、
父が

今、一人で自転車乗れてたよ

と告げると、

長女は少しだけはにかみながら、

父 おそいよ!

と言って前を向き、再びペダルに足をかけたのでした。

エピローグ

以上が、「長女が3歳の時に自転車に突然乗れるようになった話」です。

文字通り「突然」だったものですから、そばにいた妻(2ひきのねこの母)がスマホで動画を撮る暇も準備もありませんでした。
ペダルバイクにしてから乗れるようになるまで、約5分でした。

さて、
ずば抜けて身体能力が高くも低くもない長女が突然に自転車に乗れた要因を振り返ってみると、

 ・仮説構築をそれなりにしっかりとやったこと(戦略)

 ・三輪車とストライダー14xが噂通りの効果を発揮してくれたこと(ツール)

 ・憧れの自転車少女が街にあふれてくれていたこと(動機付け)

が主要因だったのではないかと思っています。

当初の仮説は、概ね正しかったのではないかとも思います。

そうそう、
「自転車に乗れること(=補助なしで漕いで進めること)」と「一人で安全に乗れること(=ルールなどを守った上、自他の安全を確保したして運転すること)」は別物ですから、
今も父の伴走が続いておりまして、つまりは父の強制ダイエットも継続中なのでした。

最後に。
長女は、たまたま3歳の時に「じてんしゃ のりたい」と言い始めたのでプロジェクトを開始しましたけれど、自転車に興味を持つタイミングは人それぞれだと思いますし、早ければいいとか遅ければいいとかいうようなものでもありませんので、お子さんそれぞれのタイミングに合わせて進めていかれるとよいのではないかと思いつつ、本ブログの記事が少しでも役立っていたらいいなと願いながら、「3歳児の長女が自転車に乗れるまで」シリーズを終えたいと思います。

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