2024年11月5日 はれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
・・・
「ある塾の社員は『ターゲットは地方から来てタワマンに住んでいる親』と断言していました」(元記事は→こちら)
塾業界とは全然関係ないお方ですが、吉野家の伊東正明常務取締役による「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢、生娘のうちに牛丼中毒にする」との発言を思い出しました。
こっわ!
我々は洗脳されているのか?
塾はビジネスですから、あの手この手で売り上げを上げる必要があります。たとえば「このコースを受けなければ合格は保証できない」「講習をどれだけ取るかで決定的な差がつく」「この夏が人生を決める」といった文句もそうですよね。…(中略)…
中学受験の場合は、その犠牲になるのは洗脳された親じゃなくて、その子どもというところに問題があります。親が洗脳された結果、一番苦しむのは子どもというのがよくない。
受験ビジネスの場合、初めから子どもをターゲットに親を洗脳しているところです。洗脳という言い方が正しいのかはわかりませんけれども、親をビジネスの世界に巻き込んで、走るのは子どもというのが受験の世界です。子どもの自主性を育てることが何より必要だとこれだけ言われている時代に、子どもを早くから塾に入れて受験競争の中にはめ込んでいく手法が現代の中で通用してもいいのかは、考え直さなくてはいけないと思います。…(中略)…
今の時代に必要な力はコミュニケーション能力だったり、多様性に適応できる柔軟性だったり、深い共感性だったりと言われていますよね。中学受験の勉強は果たしてそれらの力をつけるために有効ですか? っていったら、必ずしもそうじゃないですよね。スポーツや自由な遊びや文化活動のほうがよっぽど効果があるでしょう。
僕が危惧しているのは、今の受験勉強がかなり低年齢化していることです。勉強が好きな子が小学校6年の1年間だけ遊ぶのを自粛して、受験勉強に打ち込むならいいと思います。しかし、今はそれが小学校2年生や3年生からやりましょうとなっている。家庭によっては保育園・幼稚園時代から知育、英会話、公文をやらせて、そのうえで小学校に入ってすぐに塾に行かせることもあるでしょう。つまり、小学生時代のほとんどの時間を中学受験のための勉強に使うことになる。これでは、生きるうえで必要な全人的な力を育んでいるとは言いがたいですよね。
同上
中学受験にもメリットはたくさんありますので、全否定はこれまた眉唾です。
中庸が肝要。つまり中学受験に全振りするのが危険なのでしょう。
そうしないと、「この道しかない!」と盲目的になる。
まあ中学受験なんて所詮たかだか中学受験なので、
「たくさんある大切なことの1つ」くらいにおおざっぱに捉えていたいところですね。
とにかくこわめの「教育虐待」です。
PR教育虐待