地頭の鍛え方#1/「地頭よい人」とは何か?

受験論

2021年11月2日 くもり のち はれ。

こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。

さて。

かたや、公文だー、算数塾だー、サピックスだー、と猛烈に課金して、親もがんばって、第1グループ(課金をけちったり、親が怠けたりすると、第2グループ以下)のAさん。
かたや、地頭よくって、さほど課金しないで、ひょひょーいっと第1グループ(適度に課金したら楽勝圧勝神セブンレベル)のBさん。

ずるくない!?

いいえ、ずるくないです。
だって、子供は誰だって「地頭よい人」になれる力をもっているからです。
うまくいってないとしたら、
①運任せだったか、②周りが邪魔しているか、③周りが伸ばしていないか、
のどれかです。

この記事群では、
地頭の良い人をたくさんみてきた父が、
誰でもまじめに実践すれば「地頭よい人」になれるだろう方法を随時ご紹介したいと思います。

(注)たぶん、シリーズ序盤は、「イミフ!」な読者のみなさんもいらっしゃるかもしれませんが、お許しください。原因は、「アメリカに行ったことのない人にアメリカを理解させろ」ってのと近くて、おまけに父の文章力に限界があるからです!

地頭よい人は 何がお得なのか!?

まず、地頭よい人は何がお得なのかを、簡単にみてみましょう。

中学受験の場合…

 課金も少なくて済むし、親の手もさほどかからないし、難関校も手が届きやすいです。

社会人の場合…

 AIの苦手なクリエイティブなことが、苦手ではありません
 つまり、21世紀を楽しく泳いでいける可能性が高いです。

※地頭の有無は、到達点に行けるかどうかの差ではないと思います。

地頭よい人は、アナログ頭で、未知の問題に対応できる人

さて、

ゴールを知らずにスタートする人を「無鉄砲」といいますので、

「地頭よい人」がどんな人なのかを描いてみますと、

アナログ頭で、未知の問題に対応できる人

だと思います。

個別にみていきたいと思います。

①101個目の問題への反応

むかしむかし、あるところに、100個のことを習ったAさんとBさんがおったそうな。
AさんとBさんは、101個目の問題を見せられました。
Aさんは解けません。Bさんは解けました。

むかしむかし、あるところに、100個のことを習ったAさんとBさんと、課金や親塾のおかげで200個のことを習ったAAさんがおったそうな。
AさんとAAさんとBさんは、201個目の問題を見せられました。
Aさんは解けません。AAさんとBさんは解けました。

むかしむかし、あるところに、100個のことを習ったAさんとBさんと、課金や親塾のおかげで200個のことを習ったAAさんと、超課金や超親塾のおかげで300個のことを習ったAAAさんがおったそうな。
AさんとAAさんとAAAさんとBさんは、301個目の問題を見せられました。
AさんとAAさんは解けません。AAAさんとBさんは解けました。

以下省略します。

「A村」の村人は、習ったことの範囲内であればできますが、範囲外だとあてずっぽうです。
習ったことを増やすため、課金か親塾のどちらかまたは両方が必要です。

「B村」の村人は、限られた100個(なんなら10個)を完全にモノにしていますから、次の101個目も201個目もその次だってその次の次だって、クリアできます
時にはさくっと、時には頭をひねって。
しかも、


A村の村人は「既知のことしかできない」けれど、
地頭よい人(B村の村人)は、「未知の問題にも対応できる」、
と表現することもできるかもしれません。
(ほんとはちょっと違うと思うけれど)

父は、これが「地頭よい人」の正体(顕性面)だと思っています。

②デジタルの黒とアナログの黒

「習うこと」って、

「白い紙を黒くする」のと似てると思うんです。

課金を繰り返さないと成績を維持できない「A村」住人が仕上げた黒い紙は、

「遠目に見ると黒く見えるんだけど、近づくと黒いドットの集まり。」

なんです。

HDのA君。フルHDのAA君。4KのAAA君。 以下略。

課金すればするほどドットは増えて美しいのだけれど、ドットとドットの間は埋まっていない。

他方、

サクッと神セブンの「B村」住人が仕上げた黒い紙は、

「どんなに近づいても、ヌルっと黒い紙。」

なんです。

ある点とある点の狭間も黒くて、しかもつながっている。
すべてがヌルっとつながっている状態。

デジタルの黒と アナログの黒 みたいな違いだと思います。

父は、これが「地頭よい人」の正体(非顕性面)だと思っています。

地頭の「鍛え方」(総論)

こんな風にゴールがわかってくると、

どうすれば鍛えられるのか、総論的にはほぼ明らかです。

すなわち、

知覚対象群を「夢中で」「ヌルっとまるごと」「身体と一体化」させ、
体幹を太く」育てる。

ということに尽きると思います。

次回、各論へ進んでいきたいと思います。

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