2022年10月1日 はれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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西村創さんが、親のNGを教えてくださっています(元記事は→コチラ)。
3位:塾の復習を「基本から発展まで」ちゃんとやりきらせようとする
もし毎回の単元、すべてのページの復習をするようにがんばらせているということであれば、それがお子さんの成績が上がらない原因である可能性が高いです。毎回のカリキュラム、テキストのすべてを復習しようとすると、すべてが消化不良になってしまいます。
同上
消化不良を起こしているのであれば、濃淡をつけると成果が出やすいですよね。
しかも、そんな場合は、「かなり極端に」濃淡をつけると効果が出やすい気がします。
2位:公式を丸暗記させて“短期的に”成績を上げようとする
短期的に成績を良くするのは、難しいことではありません。次回のテスト範囲の知識事項を丸暗記して、手早く解くための公式を覚えて、その公式を使えるようにトレーニングすれば、次回のテストの点数は上げられます。
でもそんなふうに「なぜその公式が成り立つのか?」という本質を理解しないまま、答えを出すことだけを優先すると、いずれ成績が伸び悩みます。
同上
短期的にでも成績を良くするのが難しいと悩んでいるご家庭も多そうですし、
短期的にでも成績が良くなれば子供にマイナスはないと思われ、
しかも、「『公式を覚えて、その公式を使えるようにトレーニング』して実際に点数があがった」のなら、それも悪くないと思います。
理解があとでついてくることも往々にしてありますし、
一夜漬けは実は猛烈な集中力を発揮しているので、父の知人には「一夜漬けを”毎日繰り返す”ことが最強」と豪語している者もいましたので、
「短期的」が悪いとは一概には言えないのかもしれませんよ?
1位:勉強を強制する! 嫌々取り組んでも成果は期待できない……
どんなことでも強制されると逃げたくなるのは、大人も子どもも一緒です。ただでさえ嫌いになりがちな勉強を強制なんてしたら、子どもは間違いなく勉強嫌いになるでしょう。そして、嫌いなものに嫌々取り組んでも、成果は期待できません。…(中略)…親が「勉強=苦行」だと思って子どもに接しているうちは、子どもが勉強のおもしろさにハマるのに時間がかかります。
同上
父的には大筋でかなり同感なのですが、
しかし、父の知人には、「いやあ、親に(リアルに)殴られていましたよー」「楽しいってのが、理解できない」「勉強はいわば苦行」的なことを言っている人が少なからず居りまして…。
先日拝見した、橋本憲一先生(浜学園・副理事長)の著書の中にも、次のようなことが書かれておりました。
毎年、小6生のなかには「四六時中勉強だけを楽しめる」、そういうタイプの子どもも少なからず存在し、灘中合格者のうちのごくひと握りとはいえ、実際、浜学園には、そういう塾生が集まっています。彼らを見ていると、誰かに強制されたわけではなく、自分自身の自然な流れで、食事をしながらも勉強し、移動しながらも勉強しています。…(中略)…
ただ灘中合格者の大半は、「四六時中勉強だけを楽しめる」受験生ではなく…(中略)…この「四六時中勉強派」に食らいつき「四六時中勉強を我慢してこなしている」受験生集団なのです。…(中略)…子どもたちは想像を絶する灘中合格への気概を持って、そのような環境でストレスをためながら頑張っている
中学受験に合格する子の学んだら忘れない勉強ルーティーン
なるほど。
「楽しいことが大切!」みたいな風潮があると思うのですが、
実は、そうではない道が沢山あるのかもしれません。