2023年3月9日 はれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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「名門中高一貫校の現役・卒業生が、東京大学…に合格するのも、国語力を鍛え続けているからだ」(元記事は→こちら)。
国語力が肝だ
国語力とは、国際的にも注目される非認知能力と重なる部分も大きい。非認知能力とは、IQなどのように数値化できない力を指し、想像力、共感力、柔軟性、問題解決力、自制心、柔軟性、最後までやり抜く力などを含んでいる。中学受験の試験問題を見ると、国語はもちろん、算数、理科、社会においても、国語力がないと解けない問題ばかりだ。そして、難関校ほどその傾向が強い。…(中略)…
名門中高一貫校の現役・卒業生が、東京大学を筆頭とする国立難関大学、早稲田大学や慶応義塾大学などの難関私立大学に合格するのも、国語力を鍛え続けているからだと合点がいく。
「その中でもトップクラスの学校に、灘中高(兵庫県の中高一貫校)があります。かつてレベルが低かったこの学校を、全国トップクラスに押し上げた功労者が、灘で50年間教え続けた国語教師・橋本武(1912―2013年)先生です。先生は、文部省(当時)の検定教科書を使わず、中勘助の『銀の匙』という小説ただ一編だけを中学校3年間かけて読み解くという一風変わった授業を続けました。生徒たちは何度も物語を読み込み、さまざまな方向から物事をとらえ、考えを自分のことばで伝えます。橋本先生は、『国語は学ぶ背骨』とおっしゃっていました。その国語の授業があったからこそ、その他の教科の学力も上がっていったのです」
橋本先生の授業の具体的な内容は、伊藤先生の著書『奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち』(小学館)に詳しい。
同上
変わっているかどうかはさておき、
こういった手法の授業が素晴らしいことは確かです。
ただ、題材の選択力と教師の指導力(もしかしたら、生徒の力量も)がモノを言いますから、残念ながら「全国の中学校で」というわけにはいかないかもしれません。
ご興味おありの方は、橋本武先生ご自身の本も参考になると思います
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