2022年11月17日 はれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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吉田努氏曰く「難関校を狙うのであれば、新3年生(2年生の2月)での入塾が一つの基準」(元記事は→コチラ)。
なぜ、2年生の2月が一つの基準なのか!?
というのは、この時期から、大手塾では“受験算数”と言われる和差算や植木算といった特殊な計算を扱い始める。市販の問題集を使って保護者が勉強を教えられるならば、家庭学習でよしとする。しかし、保護者が中学受験を経験しておらず勝手がわからない場合や、子どもに教えることが苦手な場合は、プロに任せたほうがよいことが多いという。
同上
プロに任せることの効用は、おそらく多くの方が首肯されることと思います。
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他方、ミスリードのおそれがあるのは、「新3年生から特殊算を扱い始める」という部分です。
「こうした不安を煽る言説が広まる→煽られてしまった家庭が焦って入塾→周りも焦って入塾→新3年からの入塾が令和のスタンダードに…」という具合になることは不幸です。
まず、特殊算を新3年生から扱い始めるのは、学校ではなくて塾です。しかも、新3年の中受塾の通常クラスで扱うのは、特殊算の中の「ほんの一部」のようです。
ですから、過度に不安になる必要はないはずです。
むしろ、「6年生の1月や2月にどんな状態になることを目指すのか、現状はどうなのか、その間を埋めるためにはどうしたらよいのか」について子供をつぶさに見つめながら考える中で、『新3年からの入塾が必要か否か』は自ずと決まると思います。
「結果として塾へのお布施になってしまって、親子関係もギクシャク」となったら不幸ですから。