2022年10月8日 くもり
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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永守重信・日本電産代表取締役会長が、「社会に出てから活躍できる人の特徴」を語ってくださっています(元記事(プレジデントオンライン)は→コチラ)。とても読み応えのある記事でした。
※やはりというべきか、ベストセラー1位になっています
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主体性を育てる
会社が大きく成長していくにつれ、2000年頃からは一流と呼ばれる大学からもたくさんの学生が応募してくるようになった。
だが、そうした学生たちが必ず成果をあげているかといえば、そうではないのだ。むしろ偏差値の高い大学の出身者には真摯(しんし)に学ぼうという気持ちが薄く、成果をあげられない者も多かった。同じ入社年次でも、三流と呼ばれる大学出身の社員のほうが活躍していることもあった。
そうしたことが、このデータによってはっきりわかったのである。そして、こう思わざるを得なかった。「何のために一流大学卒を採っているんだ。いったい偏差値とは何なのだ」と。
私のみる限り、偏差値の高い大学を出ているのに成果をあげていない人というのは、与えられた仕事はうまくこなすものの、自分から率先して仕事をとってきたり、創意工夫して良い方法を考え出したり、状況の変化に応じて自ら判断して動くことが少ない。
一般的に上司の指示を待っている「指示待ち族」が多いように思う。
一方、偏差値の高い低いにかかわらず、何かに打ち込んできた人や個性の光る人は、何でも前向きに取り組み、人が嫌がるような雑務もこなす気概がある。こうした人たちは、自ら問題意識を持って仕事に臨むため、みるみる実力をつけていき、入社してから数年後には大きな成果を出している。…(中略)…
それにしても、なぜ有名大学を卒業しているのに指示待ち族になってしまう人がいるのだろうか。
有名大学や一流といわれる大学の出身者には、親の希望を叶えるために、自分の意志ではなく、他人から言われた通りに勉強することを優先してきた人が多い。そういう人は「自分はこれから何をすべきか」「自分の強みは何か」ということを考えられないのではないかと思う。これがブランド大学至上主義の大きな弊害だ。…(中略)…
問題なのは、自分の意志でなく誰かに言われた通りに大学や学部を選ぶことだ。そして、自分の志望や将来と関係ない大学や学部に入るために勉強することだ。
どんなものであれ、自分自身で目標を決め、それに向かって努力することをしなければ、主体性や自信は育たないし、潜在能力を伸ばすこともできないのである。
同上
いろいろと考えさせられました。
そして、いろいろと思い出しました。自分のことや、友人のことなど。
そして、いろんな一節も思い出しました。
例えば、「開成中合格率74.2%、合格力4年連続日本一」(帯より)の希学園学園長、青い鉢巻で御馴染み(笑)の、前田卓郎先生の「難関中学突破バイブル」の一節↓
親がディレクターになってはいけない
親がなぜディレクターになってはいけないかというと、本人が受験の当事者になってしまい、冷静さを失うからです。
また、受験では子どもの自主性、主体性がとても大事です。…(中略)…親がディレクターになって役者(子供)に1から10まで手取り足取り教えるのでは、受験を勝ち抜くだけの自立性も主体性も養われません。…(中略)…
難関中に受かる子どもとは、親が「右向け」と言ったら、反対に左を向くような子どもです。
同上
うーむ。
いままでも、子にはできる限り口を出さないようにしようと思ってきたものの、
それでも、振り返ってみると、意外に口出しをしていたように思われ、
ですから、
放置するくらいがちょうどいいのかもしれないなあ、
と物思いに耽りました。