2022年10月3日 はれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
・・・
礒津政明さんが、理想の教育を語ってくれています(元記事(東洋経済オンライン)は→コチラ)。面白い内容でした。
文科省は昭和の価値観のまま
2021年夏、ネット上で、ある記事を見た私は、わが目を疑いました。「『小1プロブレム(小学1年生の学習態度や能力のバラツキが大きいこと)』を解消すべく、文科省が就学前の5歳児に対する教育プログラムを検討している」というのです。
「まだ文科省は昭和の価値観から抜け出せていないのか……」と、時代に逆行する政策に絶望を感じずにはいられませんでした。
いま日本の学校教育に求められている喫緊の課題は、「子どもはこうあるべき」という画一的な指導ではなく、子どもたち一人ひとりの個性や特性に合った学びを提供すること。…(中略)…
本来、子どもたちに「問題」などないのだ…(中略)…「問題」なのはむしろ、予定調和の教育しか提供できない教育システムと、自分の理想を子どもに押しつける親のほうなのです。…(中略)…
ただ、この傾向は数年前から少しずつ変わり始めています。たとえば、数年前まで灘高で成績上位の卒業生のほとんどが東大理三や京大医学部を志望していましたが、この2、3年、東大理一などの情報系学部を目指す学生が増えているそうです。
同上
個性や特性に合った学びの提供が必要だということは、仰る通りかと思います。
「個性に合った学びを提供できているか否か」を我が家でも時々に検証しないといけないなあと、痛感しているところです。
・・・
さて、
「自分の理想を子どもに押し付ける親」ばかりかというと、実際はそうでもないはずです。
といいますのも、
親御さんたちは、概ね次の5つのタイプ、つまり、
①日本がどうなるかには関心がうすく、「この日本の中で」生き抜くためには「予定調和の教育」を相対的にうまく乗り切る方がよいと決断し、昔ながらのレールに乗っかることを優先する家庭
②「予定調和の教育」が100点ではないことを薄々感じとってはいるが、だからといって「新しい教育」がいったい如何なるものかがわからず、自分達だけが試してみる勇気はないという家庭
③「予定調和の教育」ではなく、「個性に合った教育」を提供しようとしている家庭
④「予定調和の教育」が100点ではないことを理解し、比較的ましな海外(の学校や生活)を視野に入れている家庭
⑤その他
に分類されると思われますが、
いずれのカテゴリーの中にも「理想押し付けタイプ」と「そうでないタイプ」がいらっしゃるように思えるからです。