2022年6月5日 くもり。
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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記憶力の高さを競い合う「メモリースポーツ」の元日本チャンピオン、日本メモリースポーツ協会会長・メモリーアスリートの青木健さんが、記憶について語ってくれています(元記事は→コチラ)。
「記憶力がなくても生きていける。いや、むしろ記憶力が人より劣っていたからこそ手に入れられたものがある。」と信じていた父でしたが、もしかすると、それはヤセガマンだったのかも!?笑
記憶力は才能か?
記憶力は才能ではなく、知識であり、スキルです。大事なのは、正しいメソッドで努力し続けること。
EduA
なるほど。スキルなのであれば、努力でなんとかなりそうですね。
記憶力とは何か?
記憶力は「覚える力(インプット)」と「思い出す力(アウトプット)」だということ。授業を聞く、テレビを見る、本を読む、英単語を覚える。これらはすべて情報をインプットする行為です。
同上
一方で「授業は理解できたけど、テストでは解答が出てこなかった」ということもありますよね? これはインプットができていても、アウトプットができていない状態になっているから。つまり、記憶力を高めるポイントは、いかに効率的にインプットし、いかに正確にアウトプットするかです。
僕はこれを「記憶力=インプット+アウトプット」と表現していますが、どちらかが欠けていてもいけないわけです。
「記憶力=インプット+アウトプット」というのは、多くの方が感じられていることかと思います。
どうやって記憶力を高めるか?
基本は「インプットの3倍アウトプットすること」です。ある情報を1回インプットしたら、アウトプットは最低でも3回する。ただし、その3回もやみくもにやればいいわけではありません。
同上
例えば、授業でやったことを復習するなら、まずは24時間以内に1回目の復習をする。次に3日以内に2回目を、さらに1週間以内に3回目の復習をやるんです。これは「エビングハウスの忘却曲線」という脳の記憶システムに関する研究をもとにしたテクニックであり、効率的に復習を行うことで記憶の定着につながります。
「3」かどうかはわからないけれど、「インプットの数倍はアウトプットしてようやく1サイクル」というのも常識的ですし、
「エビングハウス忘却曲線」ももはや欠かせないテクニックですよね。
量を増やせばいいのか?
もう1つ、大事なポイントは「記憶力=質×量」でもあるということ。1回あたりのインプットの仕方、つまり覚え方の質が高ければ、その分だけ復習の回数も少なく済みます。逆に、インプットの質が低いと復習の回数も増える。…(中略)…タイマーなどで1回あたり長くても15分以内で時間を計って、その時間内に集中してやり遂げる。耳栓やイヤーマフで周囲の雑音をシャットアウトするとさらに集中力は高まります。そうすることで、少しでも記憶の質を高められるはずです。
同上
これも全く同感です。質が高いと、復習の回数は格段に少なくなると思います。そして、人生が長くなる。
中学受験にも有用らしい
僕が運営している脳のスポーツクラブ「BSA(Brain Sports Academy)」では、小学3年生から70代まで幅広い年齢の生徒が通っています。中には中学受験をしている子もおり、昨年では東大や医学部の合格者を数多く輩出している私立中高一貫校に合格した子がいました。彼女は大手塾にも通っていたのですが、あるとき「来週までにこの年号を150個暗記してきてね」という宿題を出されていました。150もの年号を覚えるのは大人でも大変ですが、彼女はメモリースポーツで覚える癖がすでについていたので、20分くらいですべて覚えていました。
同上
覚えた方がいいかどうかはここでは論点ではありません。
覚えなければならない状況下で、短時間で成果を出したという点がポイントです。
記憶を得意にしていく方法
興味関心から広げていくことに加えて、ゲーム性を意識していますね。
同上
なるほど。
興味感心のあることは自ずと記憶できますし、そこをフックにして世界を広げていくのは実に楽しそうです。
また、ゲーム性があれば、記憶に伴いがちな「負のイメージ」を払拭できそうですね。
…父はこっそり、さっそく試してみているのでした(笑)。