2022年2月19日 くもり のち あめ。
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こんにちは、「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
中学受験後の過ごし方
「『中学校の名前で人生は決まらない』中学受験直後の過ごし方」という記事から、
ちょっと長めに引用します(読みにくかったらすみません)。
進学先決定後は、中学からの学習準備を視野に入れて過ごすのがいいと思います。
Yahoo!ニュース/CHANTO(元記事は→コチラ)
中学からは数学・英語という新しい科目の学習がスタートします。しかも、それが重要科目になるため、それまでの学力順位はシャッフルされることになります。
中学受験の算数にはセンスが必要な面があります。しかし、中学進学後の数学に関しては訓練量、努力がものをいうようになります。
中1・中2で学ぶ数学の内容はその後の基礎です。正負の数、文字式、方程式、そのすべてが微分積分など、高校での学習につながっていきます。算数では苦手な単元を放っておいても別の単元が得意ならなんとか点が取れますが、数学は一つひとつをきっちり仕上げ、積み重ねていかなくてはなりません。
これは英語も同じこと。be動詞ができない人は高3の英文が読めません。
中高生を指導している経験からいうと、中2までの基礎固めが大学受験の成否を左右するという印象を受けています。そこからの逆転はかなり難しいのが現実です。
では、具体的に今どうすればいいのか。
おすすめなのは、この2月から、部活が忙しくなる夏までに、数学と英語の予習をしておくことです。
できればちょっとがんばって、中学3年間分の内容を見ておくといいですね。
「3年分も!?」と驚くかもしれませんが、検定教科書を見ると、中学3年分で習うことってそんなに多くありません。内容も簡単だから塾に通うまでもない。
書店に行けば、中学用の教材は豊富にそろっていますから、そこで本人が気に入ったものを選ばせて今から取り組んでみましょう。
気持ちはわかりますけれど…
①「それまでの学力順位はシャッフルされる」説
①「それまでの学力順位はシャッフルされる」説について。
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もちろん、いろんなことには原則と例外がありますし、いろいろあるのが人生ですし、個々人レベルまでみていけば様々なのは当然のこと。
しかも、シャッフルなんて、あって当たり前。
しかし、理屈はどうあれ、現実の数字はいかがですか?
中学入試の難関校と、大学進学実績上位校は、概ね一致していませんか?
どんな科目が始まろうと、概ね「やる子はやります」。
シャッフルはもちろんありますけど、「大勢自体」に驚くような変化が起こることは少ないと思います。
もちろん、
筆者は塾の代表者でいらっしゃるので、記事全体に漂う「きりかえろ!ここからまたスタートだ!」との優しさや愛情みたいなものにはとても感銘を受けますし、そういった含意であえてこの時期にこの記事なのだと思いますので、
父のこのブログは無粋かもしれません。
②「中2(以降)からの逆転はかなり難しいのが現実」説
②「中2までの基礎固めが大学受験の成否を左右するという印象を受けています。そこからの逆転はかなり難しいのが現実」説について。
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『学習指導要領的に、中2までに習うこと』が重要なのはもちろんです。
しかし、中2時点の成績と大学受験の成否は、本当に一致しますか?
父の印象だと、むしろ、「さほど一致しない」のです。
なぜなら、中学時代は(公立中と異なって)学内テストに全力を傾けていない人が沢山いるのです。
大学受験が近づくと、スイッチが入る人が続々と出てきて、
それこそ「シャッフル」が起きているように思います。
実際、どんな超難関大学であろうとも、合格のために6年間を要するわけがないじゃないですか。
ですから、「中2までの基礎が大事」というのはもちろんですけれど、「中2以降は逆転が難しい」ということは”ない”と思います(やるタイミングは、いつだっていいはず)。筆者の仰りたいことは、おそらく前者だと思っています。
③「本人が気に入ったものを選ばせるとよい」説
③「本人が気に入ったものを『選ばせる』とよい」説について。
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(おそらく筆者には、そんなつもりはなかったと思いますが、)
もう中学生なんですから、
書店にいくかどうか、行くとしても何かを買うのか、買うとしても何を買うのか、買うとしてもどういった基準で選ぶか。そういったことは本人が決めたらよろしいのではないでしょうか。「選ばせる」という傲慢を親がもつのは、もうやめたほうがよいように感じます。
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いろんなご意見があるかと思いますが、
父は、人間にとって「人格的自律」はとても大事だと思っております。
父の思う「人格的自律」とは、「1秒1秒、どのような選択をするかを自分で決め、その積み重なりである自分の人生を如何につくりあげていくか」というようなことだと思っています。
そうしますと、中学生ともなれば、少しずつ、自分の人生を自分でつくりあげていけばよいのではないでしょうか。
学歴がよかろうなんだろうが、人格的自律の低い大人になってしまったら、たいへん困ると、父は思っています。
なお、価値基準が「学歴第一」でしたら、もちろん、中学生になっても手取り足取りがよいのでしょう。
父的には…
ほんとうに個人的な意見で恐縮ですが、
父的には、
馬力と決意があれば大学合格のための勉強時間なんて6年間も不要だから、
せっかくの中学時代は楽しく、つまり人格的自律の獲得と発露を試行錯誤していく時代にしたらいいのではないかと思っています。
だって、本当に大人になったら、失敗が絶対に許されない場面も多々ありますので。
だって、0点とれるなんて、最高じゃないですか!