2021年10月10日 くもりのちはれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の母です。よろしくお願いします。
「中学受験はするべきか?」と多くの方が悩むと思います。
例にもれず私たちも悩みましたので、我が家の「中学受験は 是か非か」論争をご紹介します。
いろいろな考え方があるとは思いますが、一例として参考になればと思います。
「中学受験は 是か非か!? #2(母の場合)」
こちら↑を見ていただければわかるとおり、当初私は反対派でした。
その理由をもう少し詳細に説明したいと思います。
お金が かかる
多くの方々が心配されるとおり、私立中高に行けば、公立中高よりも、入学金授業料通学費用その他諸々お金がかかります。それも6年間です。
首都圏では、小学校中学年から中学受験のための塾に通っている子が多数、むしろ普通で、塾の授業料もかかります。その他季節ごとの講習、模試の受験料等を加えたら、相当な金額になります。
共働きといえど、お金は無限にあるわけではありません。海外旅行に行きたい、自宅を購入したい等考えると、中学受験をしなくても最終的な目標にたどり着ける道があるにもかかわらず、本当に中学受験が望ましいのか、疑問でした。
親も大変
受験するのは小学生ですから、塾への送迎、自宅でのフォロー、出願から試験当日まで、精神的にも、肉体的にもたくさんの親のフォローが必要となります。
むしろ、金銭以外の親の負担を考えると、専業主婦/夫でないと回らないのではと思う方も多いかと思いますが、私もその一人でした。
小学生から受験勉強
小学校から、週に何度も塾に通い、受験のために根詰めて勉強する子が多いかと思います。
中学受験がなければ、小学生の頃から塾に行く必要がないかもしれない、放課後は習い事をやったり、友達と遊んだりと伸び伸び過ごせるのかもしれません。
小学生の頃から、勉強面で、順番を付けられ、周りにいる子と常に比べられるというのがよいのか、むしろ、様々な可能性がある時代に、勉強以外にも、やりたいことをやった方がよいのではないか、とも思いました。
また、中学受験をしたからといって、すべての子が合格するわけではありません。小学生のころから、挫折を経験する必要があるのか、疑問です。
私立中高の環境が合うのか
公立中学は、学習レベルでは上下の差が激しいですが、角度を変えてみると、その地域にいる誰もが入る中学なので、家庭の事情を含め、本当にいろいろな子がいます。いわば、公立中学は、社会の縮図です。
一方、私立中学は、試験を受けることができる(お金にも親の支援にも恵まれている)という点で限定され、さらに試験に受かるという点でふるいにかけられます。つまり、どちらかというと、私立中学は、家庭の財政状況、両親の仕事等同じような子が集まるように思います。
中学生の段階で、子供の社会との関わりを限定してしまってよいのか。中学、高校、大学になるにつれて、付き合う人の範囲はどんどん狭くなり、いずれにせよ、学習面で同じレベルにある一定の範囲の人としか付き合う必要はなくなります。小学校程度だと、学習面でもそれほど差は生まれませんが、中学生になるにつれて、思考も成長するのですから、その時に、自分がどのような集団にいるのかは、重要なことだと思います。
また、高い偏差値の学校に入れたとして、自分が小学校では良い成績でも、中学では下の方に入ってしまうかもしれない、それでその子が伸びるのか、耐えられるのか。
誰しも 自分の体験でしか 語れない
以上、私が当初中学受験について反対していた理由を4点あげました。
ただ、やはり一番根底にあるのは、自分が、中学受験を経験したことのない人間であり、中学受験がよくわからないという漠然とした恐怖があるのではないかと思います。
誰しもが、自分自身が経験したことが全てあり、自分の経験しか語れないのですから、私自身公立中高を選び、後悔していない以上、まずは中学受験に反対することは当然の帰結でした。
※この記事への父の反論については、こちら(「中学受験は 是か非か!? #5(父の意見)」)からチェックしてみてください。
※アイキャッチ画像は、母ではありません。イメージ画像です。