絵本/11ぴきのねこ

絵本

「どんな絵本を読んだらいいのかな」と迷っていませんか?

「2ひきのねこ(長女と長男)と父と母が絶賛したい絵本」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回ご紹介するのは「11ぴきのねこ」(★★★★★)です。

お子さんに「諦めない心」を伝えたい方、必見です!!!

作者は「馬場のぼる」さんです

馬場 のぼる は、日本の漫画家・絵本作家。手塚治虫・福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれた。

wikipedia

出版社は「こぐま社」です

こぐま社は1966年3月18日、絵本好きの編集者佐藤英和によって創業

wikipedia

みんなで楽しめます

大人も子供も、何歳でも楽しめると思います。

長男は、0歳で、かわいいネコの絵に反応して、シャンシャンシャンと拍手しています。

長女は、3歳で、何度も「ねえ、読んで!」とせがみます。

人間のようなリアリティーがあります

「11ぴきのねこ」の主人公は、もちろん「11ぴきのねこ」です。

「11ぴきのねこ」は、とても人間的で、欲望に忠実なのです。
だからこそリアリティーがあるのです。

子供も、無意識に、自分を投影しやすいようです。

★すぐやる

「11ぴきのねこ」は、
目の前に魚があれば「ニャゴニャゴ」とすぐさま食いつきますし、
大きな魚がいると聞けば、すぐさま出かけます。

すごいですよね!!
11ぴきのねこは「すぐに実行する」ところが偉大なのです。


ついつい、なにか言い訳をみつけて、やるべきことを後回しにしていませんか?

子供には「はやくやりなさい!」とか宣わっているわりに、
大人は「のんべんだらりん」としていませんか!?

11ぴきのねこは、「すぐ」に行動する、素敵なネコなのです。

★必ずやる

かいぶつ みたいな おおきな さかなが すんでいるわい

じいさんねこ

と聞かされて、みなさんなら、どう思いますか?

「11ぴきのねこ」は、

どんなおおきな かいぶつだって
みんなで ちからを あわせれば
つかまえられるよ、ぜったいに

11ぴきのねこ

と言うのです。前向きすぎる!

必ずやるぜ!」との、強い決意が感じられる、とても良いシーンです。

とても強い決意を述べているのに、
描かれている「11ぴきのねこ」の肩が全く力んでいなくて自然体なところが、これまた秀逸なのです。

★できるまでやる

「11ぴきのねこ」は、おおきな魚に、まるで歯が立たなくとも

もっと からだを きたえよう

なにか いいさくせんは ないか?

11ぴきのねこ

と、
とても前向きです。

おおきな魚に蹴飛ばされても、決して諦めないのです。

そして、遂には、おおきな魚を捕まえることに成功するのです。

すぐやる、必ずやる、できるまでやる

永守重信

成功とは成功するまでやり続けること

松下幸之助

「11ぴきのねこ」は、成し遂げる姿勢があるからこそ、とても偉大なのです。

しかも、肩に力が全く入っていないから、素敵すぎる!

こどもの心に すっと入っていきます

リーダーのとらねこ大将が

ぜったいに たべないこと!

とらねこたいしょう

とねこたちに釘を刺しているのに、

「11ぴきのねこ」は、我慢できずに食べてしまうのです。

もしかしたら、

ダチョウ倶楽部的なフリなのかもしれませんが。

こんな自然体のねこだからこそ、

「教訓めいた絵本」よりも、断然、子供の心にスー―――っと入っていくのだと思います。

11ぴきのねこ」、絶賛おすすめですっ!!!

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