2022年8月26日 くもり
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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夏休みの宿題への手伝いに疑問をもつパパに、山口謠司さんがアドバイスをしてくれています(元記事(AERA)は→コチラ)。
低い評価がかわいそう、負けていられない
【相談者:10歳と12歳の娘を持つ40代の父親】
小4と小6の娘を持つ40代の父親です。姉妹2人は同じ公立小学校に通っていますが、夏休みの宿題に手出ししすぎる妻に、辟易しています。
「どこの家も親が手伝っているので、うちの子だけ低い評価になったらかわいそう」「親が理系大学院卒の子は、理科実験のレベルが格段に高度。負けていられない」などと言って、作文を構成の段階から添削したり、自分の手芸用品で複雑なペンスタンドを作ったり、絵の見本を描いて娘に模写させたりして、できた作品は明らかに「親の作品」になってしまっています。
私は、宿題は子ども自身がすべきで、親が手伝ったら子どもの自主性や考える力を奪い、かえって子どものためにならないという考えです。「どこの家もやっているから」という理由で、本来の宿題の意義が失われている風潮は止められないものでしょうか。
同上
↓
これに対する山口さんの回答が
こちら
6割の親が手伝っている
お答えします! 小学生の子どもの夏休みの宿題を手伝う親は今、6割に上るともいわれているそうですね。…(中略)…父、母、いずれにしても、親は子どものためを考えて、一緒に宿題をしたりするのが家族の絆を深める大切な時間だと、私も思います。…(中略)…ただ、もし、相談者さんの妻が「低い評価になったらかわいそう」と思って手出ししているとしたら、「評価はあまり気にせずに」と言いたいです。他人と比べることほど、娘さんたちを苦しめる結果になることはありませんから。人との「競争」よりもっと「学ぶ」ことの楽しさ、「考える」ことの大切さを教えてみてください。…(中略)…人と交わりながら、考える力を養うことこそ、本当の夏休みの課題なのではないかと思うのです。
同上
へ~!6割の親が手伝っているのですかー。すごい世の中になってきたものです。父はてっきり、多くても2割程度かなあと想像しておりました。
さておき、
山口さんの、「学び、考えることが重要」との最終的なアドバイスは、とても共感できます。
そして、相談にあるような「低い評価になったらかわいそう」「負けていられない」という理由で宿題を手伝ってしまうのは、父も、”やめた方がいいのになあ”と思います。なぜなら、子供の「不正への心のハードル」を低下させることが目に見えているからです。
別に学校の先生の評価なんて気にしなければいいように思いますが、いかがですか?
子供が自由に爆発させた作品の方が、大人が小賢しく作った作品よりも数段素晴らしい作品になると思いますが、いかがですか?
出来はともかく自分で成し遂げた子供の方が、5年後10年後に力をつけていくように思えるのは、父だけでしょうか。
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あ、本題とはズレますが、筆者の「絆」という言葉の使い方は(父的には)少々違和感があります。父の記憶(なので間違えているかもしれませんが。)では、東日本大震災の際に、筆者のような「広く、人のつながり」的な意味での用法が広まってしまったように感じています。