2022年6月24日 くもり
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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安浪京子先生が、「小6で算数の成績が伸びない!」という悩み相談にのってくれています(元記事は→コチラ)
自分の足らざる部分を克服するからこそ、学力は伸びる
小6の息子がいます。中学受験を目指し、塾に通い始めて1年以上が経ちましたが、算数の成績がなかなか伸びません。本人も自信をなくし、計算の工夫さえできずにいます。ガミガミ言って宿題をやらせていますが、親子で疲弊し、焦るばかりです。残り約7カ月、算数の力を伸ばすために、いまできることはなんでしょうか。
EduA/東京都 小6息子の母
この質問への安浪先生の回答は、次の通りです。
①子供の自信を取り戻せ!
まず大切なのは、お子さんの自信を取り戻すことです。自信がないと、得点できる問題も落としてしまいます。6年生の模試は上位層が平均点をつり上げて参考にならないため、ぜひ1年前のテストを解いてみてください。解ける問題が増えていませんか? であれば、勉強してきたことはムダにはなっていません!
EduA
自信ややる気の復活は重要ですよね。
1年前というのは一例だと思われ、そこにこだわる必要はないはずです。
つまり、
上記相談者のお子さんは、いま取り組んでいる問題が難しすぎて、いわゆるパニックゾーンになっているのだと思われます。そうすると、残り数か月で順調に成長していくためにも、いったん自力でできるコンフォートゾーンにまで戻り、すぐさま徐々にストレッチゾーンに入っていくのがよいかと思います。
②優先順位を明確にせよ!
次いで勉強の進め方ですが、まず優先順位を明確にします。最も重要なのは基礎。応用は最低限必要な問題を塾の先生に聞き、発展は切り捨てましょう。そもそも塾の宿題すべてをこなすのは、ほとんどの受験生にとって無理なのです。
同上
優先順位をつけることはとても重要ですよね。
安浪先生の仰るように「基礎-応用」という横割りの切り口も重要だと思いますが、
分野ごとの縦割りの切り口も重要なはずです。
算数であれば、計算力なのか、知識(解法など)なのか、読解力なのか、思考力なのか、どの分野に弱点があるのかを見極める必要があるはずです。やみくもに進んでも、運任せの人生になってしまいます。
また、スケジューリングも徹底すべきですね。
③塾の授業も工夫して受けよ!
塾の授業の受け方にもコツがあります。算数が苦手な場合は、6年生のテキストをどれほどやり込んでも力はつきません。カリキュラムを見て今週の単元を把握し、5年生のテキストで該当部分を復習して授業に臨めば、授業の理解が丸腰の時より進みます。
同上
6年生の授業は5年生までの授業を前提にしているので、5年生の復習をすることは悪くはないと思います。
ただし、②での分析を前提に戦略をたてないと、残念な結果が待っていることでしょう。
また、塾の授業はいわば塾講師の作品ですから、親があれこれ思考を巡らせるよりも、塾の先生に相談してみるのがよいと思います。その授業が予習型か復習型かなど、留意すべき点がやまほどあるでしょうから。