2022年4月5日 はれ。
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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新学期が始まりました!
新たな一年のスタートに、胸躍らせていらっしゃる方も少なくないかもしれません。
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さて、そんな新学年を機会に、
子供が自ら「やりたい!」ということになったら、
子供にとっても周りの大人にとっても素敵ですよね。
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今日はそんなお話です。
子供の上手な導き方を語ってくれている、
「子どもの『やりたい』を引き出すコーチング」
という本のご紹介です。
コーチングとは?
コーチングは、ひとことで言えば、「相手の自発的な行動を促すコミュニケーションのスキル」です。…(中略)…ひとことでコーチングの特徴を表現すると、「指示・命令型から質問・提案型へ」ということができるでしょう。
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
子供に、「勉強しろ!」と命令したり、「これをやるといい」と指示する方法に、限界を感じていませんか?
子供が興味を持って学べるように、子供が自ら答えを導くように…そんな風に質問をしていくと、子供は本来の力を発揮してくれるようです。
なるほど、
成績の良い子供達の(むしろ)「勉強しろと言われたことがない」とか「好きなことをやっていただけ」などという意見をよく耳にすることが、納得できますよね。
コーチングスキル
では、具体的にどうしたらよいのかというと…
コーチングスキルは…(中略)…一般的には、
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
1 聞く
2 質問する
3 承認する
4 リクエストする
などが、その代表的なスキルです。
順番にみていきましょう!
1 「相手が『聞かれた』と思うように」聞く
「聞く」、という行為は、「最初から最後まで聞く」、そして「相手の言わんとしていることをそのとおりに理解しようとする」、そして、「相手の言わんとしていることをそのとおりに理解しようとする」、そして、「それだけで完了する」行為なのだ
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
つい、解決方法を提案してみたくなったり、呆れてしまったり、誘導してしまったりしたくなるのですが、
そうではなくて、ありのままを受け止めることが重要なようです。
その際には、子供に「エンジェル・アイの眼差し」を向けることが効果的なようです。
「エンジェル・アイ(天使の目)」という言葉があります。これは…(中略)…相手を無条件で受け入れる、そう決めている人の『目」の表情です。
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
相手を無条件で受け入れる、そうであってこそ、相手を大切にできる。
そして相手を大切にすると、相手を受け止められる。
ですから、「見る」ときの眼差しも、素直な眼差しだと良いようですね。
2 「相手の頭の中を読まない」で質問する
コーチの発する質問によって対話が生まれ、質問によって思いもしなかったような答えがクライアントの中から引き出される、それがコーチングの持つ素晴らしい機能です。
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
YES or NO で答えられる質問は、(大人の思いとは裏腹に)子供にプレッシャーをかけてしまうようです。
ですから、5W1H、とりわけ「何? なぜ? どのように?」という質問が良いようです。そういった質問には、聞かれた子供の中に『気づき』が生まれたり、子供が『自分の頭を使って考える』という効果があるようなのです。
3 子供を観察し、承認する
アクノレッジメント(「承認」)のスキルは、
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
①結果承認
②行為承認
③存在承認
の3つに分けることができます。
子供の、結果、行為、存在をそれぞれ受け止めて認めていくことが、
「承認」の第一歩です。
そのためには、よーーーく子どもを観察しておく必要がありそうですね。
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そして、存在の承認には、もう一つの方法があるそうです。
相手の「存在」を承認する行動の中の一つに、「子どもが差し出したものをもらう」、それも、「心から感謝して、もらう」ことがある
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
モノを手渡されたときだけではありません。子供の言葉をもらうとき、子供が表現したものをもらうときも、心を込めて、感謝の気持ちを表現しながらもらう。
子供が差し出すものを、どんなときも、どんなものでも、心から感謝してもらう。
そうすると、「大切にもらってくれるなあ」という安心感が、子供の心を育ててくれるようですよ。
4 リクエストする
「お父さあん、テレビの音が小さいよおおー」と言う。
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
そこで僕はこう言うんです。
「不満には応えられないけど、リクエストなら聞きますよ」
すると子どもたちは、はっとしたような顔をして背筋を伸ばしてこう言います。
「お父さん、テレビの音を、もっと大きくしてください」
お子さんに伝えたいことがあるときは、最初と同じ言葉を最初と同じトーンで繰り返すとよいそうです。
大人は心に余裕を持たねばなりませんね。
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また、リクエストに似たものとして要望があります。
リクエストの親戚のようなスキルとして、「wanting for(相手のために求める)」というスキルがあります。…(中略)…要望とは、「純粋にその人のために、それを求める」というスキルです。
子どもの「やりたい」を引き出すコーチング
大人たちのためではなく、純粋に子供のために、要望することが重要なようです。
そのためには、子供の未来に関心を持たねばなりませんよね。
まとめ
いかがでしたか!?
「聞く。質問する。承認する。リクエストする。」というコーチングスキルを毎日実践することで、子供が自発的に行動するといいですね!!
※父は、毎日実践を「心がけて」います…が!もちろん100点ではありませんので、父は反省の毎日です。とはいえ、徒手空拳で子育てをするよりは、ずっとずっと良いと思っています。そこで、今回、この本をご紹介したというわけです。よかったらぜひ。