2024年8月23日 はれ
こんにちは。「2ひきのねこ(長女と長男)」の父です。
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「東京と千葉、埼玉、神奈川の1都3県でこの春に行われた中学入試の受験率が23・31%となり、過去最高となったことが8日、大手学習塾の調査で分かった。その背景などを、近畿大講師の豊永耕平氏(教育社会学・社会階層論)に聞いた。」(元記事は→こちら)
はて?
Q:なぜ受験率が高いのか?
親世代にも中学受験経験者が増えている。自らが得た学歴を子供に継承させようとする教育投資の行動によって、受験率が押し上げられているのだろう。
同上
この筆者の説は「???」ですね。
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首都圏を素材にした記事のようなので、
首都圏の中学受験家庭を考えてみたいと思います。
①「親が高学歴でない場合」は、筆者の想定している「承継」という概念の外にあると思われるので、
②「親が高学歴の場合」を考えることとなりましょう。
「親が高学歴な家庭」のうち少なくない人数が、「学歴に重みを感じていない」と思います。
そして、「高学歴な親で、かつ、学歴に重みを感じている人」のうち、「『学歴を承継』ということに賛同しない人」が一定数いることでしょう。
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そうしますと、結局、
全家庭のうち、
(筆者のいう)「自らが得た学歴を子供に継承させよう」という家庭の割合は、
極めて少ない、
ということになろうかと思います。
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つまり、もっと違う理由で、みんな中学受験を目指しているのだと思います。